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杖立のしるしはぼくらのしるし

Posted : 2006/10/04
杖立のしるしはぼくらのしるし

生活風景をデザインし、杖立温泉街(熊本県阿蘇郡小国町)でまちづくりをしながら生活している我が盟友・田北雅裕さん。その彼の企画による熊本・杖立温泉街のロゴマークの募集・選考を行う「杖立のしるしはぼくらのしるし。」が何気に面白そう。
ロゴマークの応募資格は杖立イベントのワークショップ参加者限定なので、私は応募することができない。仮に応募できたとしても、もしも最優秀賞(賞金十万円、一泊2食付き旅館宿泊券)をゲットしようものなら田北さんとの盟友裏工作疑惑に発展しかねない。ぼくらのしるしは清い関係のしるしなので、今回は涙を飲んで賞金十万円を見送りたい。ちなみに公募〆切は10月15日。選考委員長は日比野克彦さんである。

またロゴマーク公募とは別に『最近の日比野さん』というイベントもあり、文字どおり最近の日比野さんの活動について、そして杖立温泉街の印象についてなど、浴衣姿でお酒を飲みながらゆるりと話をする会も企画されている。
杖立、面白し。興味のある方はサイト『杖立ラボ』を要チェックのこと。

後記:
ロゴマークの受賞者が決定したそうです。
詳細はこちら ⇒ http://lab.tsuetate.com/logo/
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Tシャツ考

Category : デザイン考
Posted : 2006/08/03
Teruhiko fujii animagraph #01

八月である。盛夏である。
振り返ると七月はひとつしかエントリを書いていない。ロリポブログ+ジュゲムさんは七月に数回、および今月初日にもサーバ障害があったらしいが、私のようなユーザには痛くも痒くもない。のほほんである。自慢にもならんが。

余談はともかく、本日のエントリのテーマは「Tシャツ考」である。
ドロップシッピング・サイトにTシャツ・デザインを送り始めたのがきっかけで、つい調子に乗ってカタチ・ネットという自前のショップサイトまで作ってしまった。左図はそのショップの目玉商品のひとつである。
必然的にその種の業界ネタが気になり出して、業者さんとメールのやりとりをしたり、関連サイトを渡り歩いたり、某巨大SNSのTシャツ関係コミュに参加したりなど、いつもの悪い癖だが、七月中は他のことを放り投げてTシャツ漬けの日々を送ってしまった。
その研鑽の甲斐あって、私もいまでは「Tシャツ考」なんてエントリを書くまでに成長した。偉いものである。しかし一夜漬け博士なので質問などしないでもらいたい。

さてそのTシャツだが、大別するとデザインの目的が三種類あることが判明した。メッセージ性、グラフィック性、ファッション性である。

まずはメッセージ性について。
これは分かりやすい。着用者の思想・信条・属性・嗜好などを他者にアッピールするTシャツのことである。NO WAR や I LOVE DOG などのロゴ、ゲバラやロックミュージシャンなどの崇拝または愛する人物(なぜかウォーホールっぽいモノが多い)のプリント、会社やグループのユニフォーム、贔屓球団のTシャツなどもこれに属すだろう。
自ら金を払って歩く広告塔になっていると言ったら身も蓋もないが、着用物にメッセージ性が含まれるなんてTシャツならではの現象であり、サブカル的に面白いと思う。

次はグラフィック性について。
アパレルのパターンデザインではなく、Tシャツをカンバスまたはアートボードと看做してそこにグラフィックを描く。この感覚は、かつての手染めの和服、羽織の裏地などに般若や毘沙門天を描いたりする発想と似ているし、大図柄の刺青にも似ている。まさに「彫り物を背中に背負う=グラフィックを着る」行為と言っていい。
先に述べたメッセージに近いものがあるが、何より大事なのは「絵柄の良さ」であり、その点で、必ずしも絵柄の良さを必要としないメッセージとは似て非なるものがある。

最後にファッション性について。
人が身にまとうものすべてをファッションと呼ぶなら、メッセージ性もグラフィックもファッションに含まれてしまうのだが、狭義でそれを語ると、プリントされるロゴや図案の善し悪しではなく、ボディの素材やパターンの品質の問題になるのではないか。
そして、これを言ってしまうと自分のやっていることの全否定になってしまうのだが、本当に美しいTシャツとは、厳選された素材とパターンによる、なんにもプリントされていない無地Tシャツに尽きると私は思っている。
いやまあ、こんな一夜漬け博士の戯れ言など聞き流して、我がカタチ・ネットでお買い物してくれる人こそ真に目の肥えたファッショナブルなユーザである。…と、いまさら言っても遅いか。

ごちゃごちゃと書き散らかしたが、所詮、たかがTシャツである。かっこ良ければいいのである。しかし、あれこれデザインを考えるにつれ、何が「かっこ良い」のか分からなくなってきたのも事実である。
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