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Tシャツ考

Category : デザイン考
Posted : 2006/08/03
Teruhiko fujii animagraph #01

八月である。盛夏である。
振り返ると七月はひとつしかエントリを書いていない。ロリポブログ+ジュゲムさんは七月に数回、および今月初日にもサーバ障害があったらしいが、私のようなユーザには痛くも痒くもない。のほほんである。自慢にもならんが。

余談はともかく、本日のエントリのテーマは「Tシャツ考」である。
ドロップシッピング・サイトにTシャツ・デザインを送り始めたのがきっかけで、つい調子に乗ってカタチ・ネットという自前のショップサイトまで作ってしまった。左図はそのショップの目玉商品のひとつである。
必然的にその種の業界ネタが気になり出して、業者さんとメールのやりとりをしたり、関連サイトを渡り歩いたり、某巨大SNSのTシャツ関係コミュに参加したりなど、いつもの悪い癖だが、七月中は他のことを放り投げてTシャツ漬けの日々を送ってしまった。
その研鑽の甲斐あって、私もいまでは「Tシャツ考」なんてエントリを書くまでに成長した。偉いものである。しかし一夜漬け博士なので質問などしないでもらいたい。

さてそのTシャツだが、大別するとデザインの目的が三種類あることが判明した。メッセージ性、グラフィック性、ファッション性である。

まずはメッセージ性について。
これは分かりやすい。着用者の思想・信条・属性・嗜好などを他者にアッピールするTシャツのことである。NO WAR や I LOVE DOG などのロゴ、ゲバラやロックミュージシャンなどの崇拝または愛する人物(なぜかウォーホールっぽいモノが多い)のプリント、会社やグループのユニフォーム、贔屓球団のTシャツなどもこれに属すだろう。
自ら金を払って歩く広告塔になっていると言ったら身も蓋もないが、着用物にメッセージ性が含まれるなんてTシャツならではの現象であり、サブカル的に面白いと思う。

次はグラフィック性について。
アパレルのパターンデザインではなく、Tシャツをカンバスまたはアートボードと看做してそこにグラフィックを描く。この感覚は、かつての手染めの和服、羽織の裏地などに般若や毘沙門天を描いたりする発想と似ているし、大図柄の刺青にも似ている。まさに「彫り物を背中に背負う=グラフィックを着る」行為と言っていい。
先に述べたメッセージに近いものがあるが、何より大事なのは「絵柄の良さ」であり、その点で、必ずしも絵柄の良さを必要としないメッセージとは似て非なるものがある。

最後にファッション性について。
人が身にまとうものすべてをファッションと呼ぶなら、メッセージ性もグラフィックもファッションに含まれてしまうのだが、狭義でそれを語ると、プリントされるロゴや図案の善し悪しではなく、ボディの素材やパターンの品質の問題になるのではないか。
そして、これを言ってしまうと自分のやっていることの全否定になってしまうのだが、本当に美しいTシャツとは、厳選された素材とパターンによる、なんにもプリントされていない無地Tシャツに尽きると私は思っている。
いやまあ、こんな一夜漬け博士の戯れ言など聞き流して、我がカタチ・ネットでお買い物してくれる人こそ真に目の肥えたファッショナブルなユーザである。…と、いまさら言っても遅いか。

ごちゃごちゃと書き散らかしたが、所詮、たかがTシャツである。かっこ良ければいいのである。しかし、あれこれデザインを考えるにつれ、何が「かっこ良い」のか分からなくなってきたのも事実である。
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item3

speakslylyという企画

Posted : 2005/07/22
本文とは無関係

speakslyly あらわな悪友ユジロさんから、秘めたる悪友もそさんを経て、カラダの悪友である陽子さんに誘われて、怪しげだけども明朗会計なテキスト企画に参加させてもらうことになった。企画の詳細についてはグレイのアイコンをクリック・ヒア・プリーズ。

実を言うと趣旨をまだちゃんと理解していない。お題に反応して何かダベればよいのだろうという程度しか分かっていない。イメージとしては上図のフォトのような(旧カタチの使い回しだが)プチ・アブナイ感じの飲んだくれテイストでよいだろうと勝手に解釈しているんだが…。
メンバーズ・サイトは下記のとおり。黄金の7人。うち1人はメッキ(私のこと)

思い返せば遥かな昔、ジュスト・タランタン(三十路ちょうど)の頃に近しい仲間たちとフリーペーパーを創刊したことがある。それなりの若さを曳きずりつつ、ビンテージな世代でもある微妙な立ち位置。子が生まれ、暮らしが固まりつつあるようで、さりとて、これでよいのかと自問する中途半端なポジション。過去と未来の比重がトントンでもあるような、安定と変化、回想と妄想が入り雑じる不確定な感情を、何かしらカタチにして残したい気分に押されていたのかも知れない。
あの頃のことをふと思い出し、懐かしいと言うとエラソーだが、いまだにビンテージな銘醸酒に成りきれず、中途半端さは変わらんなぁという常日頃の思いから、この企画に二つ返事で乗っからせてもらった次第。

願わくは、我が人生の永遠の課題ともいうべき「〆切厳守」で行きたいものだと人知れず決意する夏の午後…。
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